1998.4.28

うちの踊りの先生の主催する会が行なわれた。
わたしも、つんさんとともに「紅葉橋」という演目で7分ちょいおどったのだ。

「金がないー、金がないー」と常日頃から叫んでいた私だから、
先生も、考えてくれたんだろう、、、
「カツラと顔」を本職に頼んで、「衣装」は自前(帯は先生の)。

「舞台装置」も簡素な物に、
でも10万円だ、、、そして、「住宅購入時の雑費」のようにもろもろの
「お礼金」が、、顔師さん、カツラ屋さん、着付け屋さんにそれぞれ「3千円」
舞台をやってもらう人はその人にも、、そして先生にお礼、
私は下っ端だから関係ないけど、
「お手伝い」してもらう場合はその人にも何がしかを、、、
もっといろんな人にあげている人もいる、、、幾らかけてるんだろう、、ひゅ−。


初めて、本職の人に「化粧され(「顔を作る」と云うらしい)」
衣装さんに着付けしてもらって
さらに鬘を、、、 ちょっと嬉しいと言うか、、面白い、、、

踊り終わって、さあ、顔を洗おう!とおもったら、他の方が踊る「藤娘」の途中で
手ぬぐいを客席に投げてほしいと云われ、そのあとも、米寿のお祝いの人とラストの先生の踊りの後にも
手ぬぐい投げがあるというので、結局最後まで顔を作ったまんま、
かつらも、つんさんは途中ではずしてたりしたけど、
私はつけてもらった時に、ひもがうなじの毛を「ぐわあっ!」とひっぱった痛さが忘れられず、すっとつけたまま。

つんさんは「鬘が頭を締め付けてつらい」と云っていたけど、
私はそれより「顔のおしろい」がだんだん乾いてきて
「泥パックを長時間ほっておいた時」のように顔がばりばりになってきて、はがれそうな、かゆいみたいな、、、
そっちの方がつらかった。 とちゅうで「うっぎゃー!」とはがしそうになった。

会が全て終わって、全部落としたときはすっごい開放感があったね。(^^)

そうそう、帰りは舞台で着た自分の着物ともってきた帯を締めて帰ったんだけど。
あらためてプロの仕事を感じましたね。
手ぬぐい投げの時も遠くまで投げようとぶいぶいオーバースローでなげてたし。
私たちは下っ端なものだから、使い走りとか片づけとか走り回っていたのに。
ぜんぜん裾が崩れないの(5〜6時間着てた)。
それなのに、帰りがけに自分で着た着物の裾は、ただ歩いているだけなのに、30分がもたないもたない、、

うしろに、つつつつつ−と下がるふりの時も、お稽古の時はうしろのすそは踏み倒してたのに
本番は全然気にすることもなく終わっていた。

うーむやはり、着付けの所だけでも、ビデオに撮っておくべきだった。
気付いたのは着物を決める位置が私よりも低い位置(私は腰で決めていたが、かれらはももの上あたり)で
決めていたことぐらいかなあ。。。

勉強しようにも、もう金はないので、舞台には、出たくないし、、、、、

他の人のをのぞき見させてもらおう。今度は。

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