さて、思い立ったはいいけれど、それまで私が着たことのある着物は、
小学生時代の「ゆかた」、成人式の「振り袖」だけ、
その振り袖も、妹が結婚したときに「姉ちゃんは着ないんだから」と言って取られてしまっていたので、
自分の着物は一枚もない状態。
(当時は着たいと思っていなかったから軽い気持ちあげてしまった。)
しかも、「着付けの本」とか読んでも、ほんとに必要なものがよくわからない。

まあ、でも、母親に聞いてみれば、なんとかなるか。と思って電話してみました。

私:「ねえ、着物、着たいんだけど、あるかなあ?」
母:「なに、あんた、どうしたの?」
私:「いや、別に、ただ何となく着物着てみたくなっただけなんだけど」
母:「ええ?まあ、有るにはあるけど、なに?なんかあったのお?(疑わしげ)」
私:「なんもないよ!、ん、とにもお。ただ着てみたいだけなんだからさあ。」
母:「そう。で。訪問着でいいの?」
私:「いや、そういうちゃんとしたんじゃなくて、遊びに着ていけるよなやつがいいんだけど。」
母:「え?そうなの?じゃあ、小紋でいいの?」
私:「小紋って言うの?ふうん、、、じゃあそれと、ゆかたがあれば、いいけど」
母:「でもあんた、寸が合わないかも知れないわよ」
私:「すん?」
母:「だって、小紋って言ったら私のなんだから、サイズ違うでしょ」
私:「あ・・・・・」

そう、そうなのです、母の身長は158cm、私ときたら170cmもあってしかも
肩幅しっかりのガタイのでかさを誇っているのです。

私:「ええ〜、着れないのお?」
母:「まあ、着物だからね、あわせとか、お端折とか調節すれば、あるていどいけるでしょう。
 そこが着物のいいところよ。それてもだめだったら、洗い張りして、仕立て直せばいいし」
私:「ふうん、まあ最初は着物の着方を覚えようと思っているから、サイズが少し足らなくてもいいや」
母:「ゆかたは、また、男用の反物でも買ってつくっておくから」
私:「おとこよう。 (--;; ・・・・・ありがとう・・・・」

数日後、送られてきた段ボールには一組の着物(単衣)と浴衣と小物達が入っていました。 

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